こんにちは!株式会社プラス・ピボット ピボタス編集部です。
今回は、特定技能チームで活躍中の下山田 大輝さんにインタビューしました!


ホップ事業部 特定技能チーム グループマネージャー
下山田 大輝(しもやまだ たいき)
1社目
新卒で大手人材派遣会社に入社。介護事業部に配属。
現在
株式会社プラス・ピボット入社。特定技能チームの新規事業の立ち上げに携わる。
千葉県出身。大学卒業後、大手人材派遣会社に入社し、介護事業部に配属。介護士と介護施設の架け橋としてキャリアをスタート。新卒1年目から営業成績でトップを独走し、3ヵ月間は介護施設で勤務し現場経験も積む。越谷支店への異動とともにマネージャーへ昇格し、支店でギネス売上を達成。首都圏を管轄するエリアマネージャーへ成長を遂げた。その後、山本社長から新規事業立ち上げのオファーを受け、株式会社プラス・ピボットに入社。現在は特定技能チームのグループマネージャーとして、外国人スタッフと介護現場をつなぐ役割を担っている。
派遣サービスだけでは解決できない課題に向き合い、新規事業立ち上げへ。
──これまでのキャリアを教えてください。
就職活動を経て、ある人材会社に入社予定だったのですが、どんなときも応援してくれる父から「その会社はやめたほうがいい」と止められ、大学4年生の秋にもう一度一から就活を始めることになりました。そこで選んだのが大手人材派遣会社です。選考を進める中で出会った社員の方々が皆さん魅力的で、自分自身の成長も感じられると思い、入社を決めました。
本当は人事部などの華やかな部署に行きたい気持ちもありましたが、配属されたのは介護事業部でした。最初は意外に思ったものの、実際に業務をしてみると楽しく、売上も順調に伸びていきました。越谷支店に配属された際にはギネスの売上を達成し、その後は首都圏を管轄するエリアマネージャーへと成長することができました。
仕事も楽しくやりがいを感じていましたが、前職からお世話になっていた山本社長から「新規事業の立ち上げを任せたい」とお声がけいただきました。もともと0から1を生み出す挑戦をしたいと考えていたこともあり、プラス・ピボットへの入社を決意しました。
──新規事業の立ち上げにチャレンジしたいと思った背景はなんですか?
もともと新規事業の立ち上げに興味がありました。前職でエリアマネージャーをしていた際には、すでにサービスや社内体制の基盤が整っている中で、そこから売上をつくることがミッションでした。ただ、その一方で「新しいサービスを立ち上げてみたい」という思いをずっと抱いていました。
約5年間、介護職の人材派遣に携わる中で多くのお客様から感謝の言葉をいただくこともありましたが、派遣サービスだけでは解決できない課題も多くありました。特に前職では売上重視の環境が強く、介護士や施設様にしっかりと寄り添った提案ができず、早期離職につながってしまうケースも少なくありませんでした。その状況に「本質的ではない」とモヤモヤを感じていたんです。
そうした中で、特定技能制度を活用した外国人人材サービスであれば、派遣だけでは解決できなかった人材不足を中長期的な視点で支援できると考えました。不安もありましたが、それ以上にチャレンジしたいという気持ちが大きく、プラス・ピボットで派遣と特定技能の両サービスを活用すれば介護業界を本気で変えられるという想いに強く共感しました。

介護業界の人手不足を根本から解決 !──プラス・ピボットならではの外国人材支援サービス
──そもそも特定技能とはなんですか?
介護分野をはじめ、多くの現場で深刻な人手不足の解決策として国が整備したのが「特定技能」という在留資格です。
日本語試験(N4以上)と技能試験に合格した外国人は、最長5年間日本で働くことができます。
とはいえ、実際に導入しようとすると…
・送り出し機関との調整
・登録支援機関の選定
・行政手続きの対応
など多くの工程が関わり、手続きが煩雑で、導入のハードルになっているのも実情です。
そこで私たちプラス・ピボットでは 「現地面接 → 採用 → 入国手続き → 生活支援・キャリア支援」までを一貫サポート。介護施設の皆様が人材受け入れに煩わされず、本来の業務に集中できる環境づくりをお手伝いしています。現在はミャンマー・インドネシア・ネパール出身の人材を中心にご案内しており、今後はインドからの受け入れも検討しています。
──なぜいま介護業界で外国人人材が必要とされているのですか?
日本人だけでは、介護業界の深刻な人手不足を補うことは難しい状況です。特に地方では、介護士の数が足りないといわれています。「関わる人の数 × 離職率」が、介護業界が必要とする人数に達していなければ、人手不足は解消されません。
プラス・ピボットでは、介護業界の課題は「離職率」にあると考え、定着に重きを置いたサービスを展開しています。特定技能人材は在留期間の5年間で介護福祉士の資格取得を目指し、試験に合格すれば、その先も10年、20年と長く働き続けることができます。特定技能の支援サービスは、はじめる方だけでなく、続ける方のサポートも可能です。
日本で働くことを目標に一生懸命に勉強してきた特定技能人材は、長期的な就業意欲が強いのが特徴です。定着が進めば自然と離職率は下がり、人材不足の解消につながります。
私たちは、日本人だけでは支えきれない介護現場を、特定技能人材と共に守り、安定して介護を提供できる未来へとつなげていきたいと考えています。

日本と東南アジアをつなぐ架け橋として、若者たちの挑戦を間近で支えるやりがいとは。
──仕事のやりがいを教えてください。
日本とアジア諸国の架け橋になれることです。特に、貧富の差が激しい東南アジアでは、日本で働くことを夢見て一生懸命勉強している学生が多くいます。そうした学生と、人手不足に悩む介護施設をつなぐことで、双方にとって「win-win」の関係を築けることが大きなやりがいです。
20代前半の若者たちは、親元を離れて日本での就労を目指し、現地の日本語学校や教育機関でみっちり勉強して在留資格を取得します。しかし「入国」がゴールではなく、日本に来てからも5年以内に介護福祉士資格を取得しなければ特定技能制度で働き続けることはできません。介護福祉士の試験には3年の実務経験が必要なため、実際に試験に挑戦できるのは2回ほど。外国人の合格率も3割程度と厳しい中で、一生懸命努力している姿にはいつも心が打たれて、「僕も頑張らなきゃ!」と思います。そんな彼らを間近でサポートできることに、強い使命感とやりがいを感じています。
また、離職率が高い介護施設様に対して、長く続けられる人材をご紹介できるのも魅力です。当初は外国人採用に消極的だった施設様が、実際に採用した外国人材の頑張りを目の当たりにし、信頼や感謝を寄せてくださる瞬間も、この仕事を続ける大きな原動力になっています。
──今後特定技能チームをどのようなチームにしていきたいですか?
ひとつの目標に向かって進むとき、全員が自分の役割を全うしている組織は強いと思っています。その中でも「お互いを尊敬し合うこと」は絶対に欠かせないです。だからこそ、全員が全員を尊敬できるチームにしていきたいんです。
これから特定技能チームは「営業・事務・支援」の3部門に分かれていきます。必要な書類も多く、営業しながら事務を担うのは現実的に難しいです。だからこそ「表に立つ仕事」「裏で支える仕事」と区別するのではなく、それぞれの役割を尊重し、互いを認め合える関係が大事だと思っています。そうすることでチーム全体が円滑に回っていくと考えています。
──特定技能チームで働く方は、どんな人が向いていると思いますか?
長期目線を持てる人だと思います。派遣や紹介は、人手不足で困っている施設にすぐご提案できて、就業開始までのスピードも速い。でも特定技能はビザの関係もあって、内定を出してから最短でも半年後にようやく入国、売上につながるまではかなり時間がかかるんです。すぐに結果が出るものではないです。
だからこそ、日々コツコツ積み重ねられる人が強い。振り返ったときに大きな財産になっているのがこの仕事の面白さでもあります。外から見ると同じことを毎日しているように見えるかもしれないけど、長期目線でお客様の本質的な課題解決に向けて努力できる人、そういう人に向いていると思います。

可愛いカードに癒されつつ、戦略を練る楽しさに夢中。
──普段から外国人と関わることが多いと思いますが、海外旅行とかよく行きますか?
海外旅行には人生で2回しか行ったことがありません。フィリピンとアメリカです。観光で行きました。そもそも海外にそこまでの興味はありませんでした。ただ仕事で海外の方と関わる機会が増えてきたので、その人たちのルーツを知るべくその地に足を運びたいと思うようになっています。どんな場所で育ち、何を食べて成長し、どんな環境で学習をしているのか、そして何を思って日本に来たいと思うのか。このあたりを知らずして、日本に来て働いてもらうのは無責任なのではないかとも思います。
9月にはミャンマーへ行く予定です!ミャンマーの学生達が日本に行きたい理由を、現地の空気から感じ取りたいと思っています。そして、日本に行く際に不安なことや心配なことはなるべく払拭して、希望だけを持って日本に来てもらえるようにしたいです。そして今後も継続して日本に行きたいと思ってくれる人が増えていくためには、何が必要なのかも現地の人たちと話せればと思っています。
ミャンマーの日本語学校の生徒たち

──今ハマっていることはありますか?
ポケモンカードにハマっています。子ども向けと思われがちなんですが、実際はすごく頭を使うんです。デッキをどう組むか、技の出し方やタイプ・相性をどう考えるかなど、限られたリソースを組み合わせて戦略を立てる必要があって、とても奥が深いゲームです。前職の仲間とよく対戦しているのですが、勝ったときは本当に頭がスッキリします。カードのデザイン自体も可愛いので、見ているだけでも癒されますね(笑)