介護人材サービス「+ホップ」では、介護現場の深刻な人材不足の解消に向け、特定技能人材の支援サービスにも力を入れています。主にミャンマー、インドネシア、インド、スリランカの人材を対象に、日本語教育や就業前サポート、企業とのマッチングなどを一貫して行い、「長く活躍できる人材」の育成を目指しています!
その取り組みをさらに強化するため、2025年12月には当社社員の相良さんが「現地採用コンシェルジュ」としてミャンマー・ヤンゴンオフィスに駐在。現地の学生への教育支援や進路相談、日本企業との採用面談のサポートなど、日々学生と企業の橋渡し役を担っています。
今回は、一時帰国中の相良さんにインタビューを実施。 ヤンゴンオフィスでの活動内容や、現地で感じた学生たちへの想いなどを率直に語ってもらいました!


特定技能事業部 ヤンゴンオフィス
相良 佳弥(さがら けいや)
1社目
大手人材会社へ新卒入社
現在
株式会社プラス・ピボット。
福岡県出身。大学進学を機に上京し、上智大学を卒業後、新卒で大手人材会社に入社。営業職として自身の存在意義に悩んでいた時、前職で憧れの存在だった山本社長と直接話したことをきっかけに、2023年7月、株式会社プラス・ピボットに入社。現在は、当社初の海外拠点であるミャンマー・ヤンゴンオフィスに駐在し、現地採用コンシェルジュとして教育や採用支援に携わっている。
「行きます!」迷うことなく、会社初の海外拠点・ミャンマーへ!
──当社初の海外赴任ですが、その経緯を教えてください!
2024年12月に当社で特定技能事業がスタートし、現地の日本語学校や送り出し機関と連携しながら採用を進めていました。その中で、「自社の日本人社員が現地に常駐できれば、入国前の教育や企業への採用支援をもっと強化できるのではないか」という話が出るようになったんです。 実は以前から、社長の山本さんに冗談半分で「ミャンマー行くか?」と言われることがあり、そのたびに僕も「行きます!」と答えていました(笑)。そんなやり取りがあった中で、本当にヤンゴンオフィスの設立が決まり、駐在社員として私が赴任することになりました。まさか本当に現実になるとは思ってもなかったです(笑)。

──海外への異動の話を聞いた時、どう思いましたか?
率直にうれしかったです!もともと海外で働いてみたいという気持ちは強くありましたし、旅行も好きで、学生時代にはバックパッカーをしていたこともあったので、海外生活への抵抗はほとんどありませんでした。 正直、赴任先がミャンマーになるとは想像していませんでした。
でも、「せっかく挑戦できるチャンスがあるなら、やってみたい」というワクワクした気持ちの方が大きかったですね。会社としても新しい挑戦のタイミングだったので、その一員として関われることを素直にうれしく感じました。

──ご家族や周囲の反応は?
最初は、家族や友人から心配されました。母は「自分がやりたいと思っているなら、頑張ってきなよ」と背中を押してくれたのですが、父はニュースなどでミャンマーの情勢や危険な情報を見ていたこともあり、安全面をかなり心配していました。
ですが、社長自ら私の福岡の実家を訪問し海外事業について丁寧に説明してくれましたし、私自身も、なぜミャンマーに行きたいのか、現地でどんな仕事をするのかを家族に伝えました。
そうした話を重ねる中で、最終的には応援してもらえるようになりました。今は、滞在中も毎週のように母とビデオ通話をして、現地での様子を共有しています。以前よりは少し安心してくれていると思います(笑)
日本人が現地にいるからこそできる、専門性の高い教育と採用支援。
──ヤンゴンオフィスでは、どのようなことを行っていますか?
現地の日本語学校と隣接してオフィスを構えているのですが、業務は大きく分けると「教育」と「採用支援」の2つです。
まず教育面では、すでに日本企業から内定をもらっている特定技能の学生に対して、日本語の会話、日本文化・マナー、生活ルール、キャリア教育などの授業を行っています。
授業は1クールあたり30名×2クラスで、常時50~60名ほどの学生が学んでいます。日本に来てからスムーズに仕事を始められるよう、初任者研修の教材をもとに、介護職として働くうえで必要となる基礎的な知識や技術も学んでもらっています。 そのほかにも、日本での生活に困らないよう、生活マナーや病院のかかり方など、実際の暮らしを想定したカリキュラムも取り入れています。

──採用支援において、駐在だからこそできることは何ですか?
採用支援では、日本企業との面接に向けた準備や、実際の面接への同席などを行っています。
企業様から採用のオーダーをいただいた際には、面接の前に私が一次審査を行います。日本語レベルや介護に関する知識、人柄などを実際に確認し、その中でも総合的に評価の高い人材のみを企業様にご紹介しています。
現地で学生と直接会い、普段の様子まで見たうえで判断できることは、現地に拠点があるからこその当社の強みだと思ってます。
──今年からは現地採用面接も始まったそうですね。
はい、今年の1月から「現地採用面接」を行っています。通常は日本からオンラインで行う面接を、企業様に実際にミャンマーまでお越しいただき、学生と直接会って面接していただく取り組みです。私たちが現地でサポートすることで、企業様にも学生にも、よりお互いを知ったうえで採用を決めていただける環境をつくっています。
この取り組みは企業様からも非常に好評で、これまでに6回、毎月のようなペースで実施しています。この半年ですでに2回も実施してくださった企業様もいらっしゃいます。
特に喜んでいただいているのが、実際にミャンマーに来ることで、現地の生活や学生たちの背景まで知ることができる点です。「どんな環境で生活しているのか」「どんな思いで日本に来るのか」を直接知ることで、外国人材雇用への理解が深まりますし、入社後の関わり方も変わってくると思います。
一方で、学生にとっても、自分たちが働く企業の方がわざわざミャンマーまで会いに来てくれるという経験は大きいです。「自分たちのことを知ろうとしてくれている」という実感につながりますし、会社への帰属意識や、日本で頑張ろうという気持ちにもつながっていると感じます。
一人ひとりと向き合うことで生まれる、学生と企業の価値ある出会い
──現地の学生はどんな思いで日本で働くことを目指しているのですか?
背景には、現在のミャンマーの社会情勢があります。国内では紛争が続いていて、地域によっては進学や就職の機会が限られているため、「ミャンマーを出て海外で働きたい」という思いを持つ学生も多いです。
そして、海外で働いて収入を得て、「家族を支えたい」という思いも非常に強いです。 数ある国の中でも、日本を選ぶ大きな理由の一つが安全面だと言います。ほかのアジア諸国と比べても日本は安全というイメージがあり、もともと親日的な国ということもあって、日本に良い印象を持っている学生が多いです。

──学生たちと接している中で相良さんが感じたことはありますか。
学生たちにとって、日本に行くことは自分自身だけでなく、家族の将来も背負った大きな挑戦だということです。
日本で働く私たちが想像する以上に、彼女たちは勤勉で、働くことへの強い意思と責任感を持っていて、私自身も日々刺激をもらっています。 だからこそ、現地にいる自分が学生一人ひとりと向き合い、日本に行ってから「こんなはずじゃなかった」とならないように、日本企業で働くことや生活について正しく伝えることに意味があると思っています。
学生と企業の間に立ち、双方にとって良い出会いをつくることが、自分の役割だと感じています。

異国の地で学んだ、コミュニケーションの大切さ
──ミャンマーで働き出して半年。率直な感想は?
ミャンマーは、僕自身にすごく肌に合っていると思います。生活にも思っていたより早く慣れました。
半年間暮らしてみて感じたのは、日本と比べて「供給されるものが少ない」ということです。停電はほぼ毎日のようにありますし、ひどいときは1日復旧しないこともあります。水道水もそのまま飲むことはできません。
今回、一時帰国して、日本の便利さに改めて感動しました。ただ、同時に「ちょっと与えられすぎているな」と感じる自分もいて(笑)。ミャンマーで生活する中で、多少不便でも工夫しながら生活することを、むしろ楽しいと感じている自分がいます。

──困ったことはなかったですか?
困ったことはほとんどありませんが、仕事でも生活面でも、文化や考え方の違いを感じる場面はあります。
特に言葉の違いから、こちらの意図とは違う受け取られ方をしてしまうこともあります。
日本なら言わなくても自然に伝わることでも、現地では文化や感覚が違います。ましてや、まだ信頼関係ができていない段階では、一つひとつ丁寧に説明しないと伝わりません。 そういった経験を重ねる中で、相手の文化や考え方を理解したうえでコミュニケーションすることの大切さを学びました。
ミャンマーから、多国展開へ。海外事業の基盤をつくる
──最後に、今後の目標を聞かせてください!
将来的には、ミャンマーだけでなく、ほかの国への展開も見据えています。今は、ミャンマーで多国展開にも対応できる海外事業の基盤をつくることが目標です。
そのために、どこの国でも通用する体系的な教育プログラムをさらに強化し、採用についても、現地での人材選考から日本企業との面接、入国後のサポートまで、一連の流れをより良い仕組みとして確立していきたいと思っています。
一方で、日本での外国人材雇用には、まだまだ不安を感じている企業様も多いと思います。
まずは私たちの取り組みを知っていただき、特定技能人材の雇用を選択肢の一つにしていただきたいです。
そして、受け入れた企業様に「採用してよかった」と思っていただき、また次の雇用につながる。そこで生まれた機会が、学生たちの活躍や家族の幸せにもつながっていく。そんな良い循環をつくっていきたいですね。
そのためにも、ミャンマーでの取り組みや学生たちの姿を、もっと多くの企業様に知ってもらいたいと思っています。近々Instagramも開設する予定なので、ぜひ皆さんに応援してもらえるとうれしいです!
